手話で自己紹介の時の名前や苗字の表現はこう調べよう!動画で解説♪

こんにちは~
今回は、自己紹介の手話表現に関するお話をしたいと思います。
本記事で取り上げるテーマはズバリ、「名前」です!
自己紹介といえば、まず思い浮かぶのは自分の名前を相手に伝えることですよね。
英語を初めて学ぶときもまず一発目に習うのが自己紹介の表現ですが、手話においてもその点は一緒なんです♪
手話という言語の基本的な構造を学ぶのにもぴったりですし、定型文として覚えておけば、初対面の方とのあいさつの際も必要以上に緊張しなくて済みますからね♪
というわけで本記事では、手話で自己紹介をする際の基本ステップとして「名前」の表現をお話ししていこうと思います。
加えて、
・自分の苗字や名前の手話表現を調べる方法
・苗字と名前の表現方法について
・その他のワンポイントアドバイス
↑なども合わせてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
手話で自己紹介するとき 名前ってどうすればいいの?
基本的に、自分の名前を相手に伝えるときは以下のように表現します。
「私」 「名前」 〇〇 「言う」
→「私の名前は〇〇と言います」
(※「〇〇」には、紹介した人物の名前を入れてください)
↑この表現を見た方の中には
と違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、英文を直訳しました!みたいな固い感じの文になっていますが、手話の世界って、英語並みに主語をしっかり表現していくスタイルなんです。
というのも、手話の単語って、一つの表現にいくつも意味が含まれていることが多いんですよ。
例えば、有名な苗字の一つに、「佐藤」という苗字がありますが、この「佐藤」という手話、実は「甘い」とか「お砂糖」といった意味もあるんです。
そのため、先ほどの例文のようにしっかり「私の名前は~」という風に始めないと、いきなり
↑となってしまい、
「…え?」
「何が甘いの?」
「…考え?」
みたいなことになりかねませんw
…とまぁ これは半分冗談ですが、
定型文として先ほどの例文をまるっと覚えてしまって問題ないと思いますので、ぜひこの機会に頭に入れてしまいましょう!
手話での自己紹介には苗字の表現を要チェック!
前の章の参考動画をご覧いただいた方はもうお気づきかと思いますが、人それぞれ、名前の表現が違います。
当たり前っちゃ当たり前ですが、自分の名前はどのように表すのかを、各々自分で調べておかなきゃいけないというわけですw
(これ、珍しい名前の方は意外と苦労しますw)
では、苗字の手話表現の調べ方をご紹介しますね♪
もし、ろう者の方のお友達がいらっしゃる場合は、その方に直接聞いてみるのが一番なのですが、ある程度であれば自分で調べることも可能です。
検索の方法としては、以下の記事を利用するという方法もありますね。
手話で名前の表し方は?苗字の表現動画を一覧でご紹介!
↑こちらの記事には100を超える苗字の手話表現が一覧でまとめられています。
「佐藤」や「渡辺」、「山田」など、有名どころの苗字はもちろん、「葛西」、「辰巳」といったレア系の苗字も多数収録しております。
お探しの苗字を見つけてそのボタンをクリックすれば動画付きで表現方法がチェックできますので、一見の価値ありですよ!
…もし、これでも見つからない場合、そういう時は、指文字で一文字ずつ表現しましょう。
で、ろう者の方から正しい手話表現を教えてもらえば万事解決です。
こういう時に指文字を使うのは全く恥ずかしいことではありませんし、むしろ指文字の正しい使い方ですから、気後れする必要はありませんよ~
自己紹介で使える手話表現はこちら
では、最後の章では
下の名前はどう表現すればいいの?
↑という疑問にお答えしていこうと思います♪
結論から申しますと、基本、下の名前が指文字で表現する場合がほとんどです。
例えば、「太郎くん」だったら、指文字で『た』『ろ』『う』ですね。
やっぱり名前って固有名詞の極致みたいなところがありますから、既存の手話単語ではフォローしきれないんですよw
なので、基本的に下の名前は指文字で表現するのが通例となっているんですね。
例外として、「みどりさん」や「勇気くん」など、既存の単語がそのまま名前になっている場合は
その単語を名前として表現することもできます。
また、「ゆめこさん」などのように既存の単語プラスアルファで構成されている名前の場合は、「夢」+「(指文字)こ」のようにして、一部を単語で表現できますね。
また、手話の世界には「サインネーム」というあだ名のようなものも存在していて、ろう者の方の間ではとてもよく使われていたりするんです。
こちらも覚えておくととても便利なので、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください♪
手話でニックネーム!手話単語であだ名をつけるサインネームとは?
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、手話で名前を表現するやり方についてお話ししました。
これで自己紹介の名前の表現はバッチリだと思います♪
で、「うん!名前の表現は大丈夫そう!」というそこのあなた!
お次は年齢の表現をできるようになりましょう!
以下の記事で単語表現等を詳しくお話ししていますので、
ぜひ合わせてご覧ください♪
手話の自己紹介で年齢ってどうやるの?単語&数字の表現を一覧で!
☆手話の自己紹介に関する記事の目次ページはこちら
手話で自己紹介の時の名前や苗字の表現はこう調べよう!動画で解説♪ ←今ここ!
手話の自己紹介で年齢ってどうやるの?単語&数字の表現を一覧で!
手話の自己紹介で誕生日の表現のやり方!動画付きで分かりやすく解説!
手話の自己紹介で住所や出身の表現法!重要単語&地名を動画で解説!
手話での自己紹介で趣味の表現ってどうやるの?動画付きで解説!
ご参考になれば幸いです♪
德永という手話はどう表しますか??
德永の德は一本線が入っております。
読み方はとくながです。
とくながさん
コメントありがとうございます。
読み方も合わせて記載いただき助かります♪
えっと、さっそく「德永」という苗字の表現についてですが、
手話の構成としては「徳」+「長い」という2つの手話を組み合わせた形になります。
「徳」は『徳島県』などの「徳」と同じ表現となっていますし、
☆参考 『徳島県』の表現はこちら
「長い」も、以前ご紹介した『永田町』で使った手話と同じですね。
☆参考 『永田町』の表現はこちら
各ページの参考動画と解説をご覧いただきつつ、各動画の冒頭部分の手話を続けて表現していただければ「德永」という苗字が表現できますよ♪
また、とくながさんがおっしゃる
“「徳」ではなく、一本線が入る「德」”という点についてですが、この違いをしっかり区別して手話で表現することはほぼないと思われます。
例えば、「高橋」と「髙橋」も手話上での区別は基本しないのが通例ですし、「斎藤」も「斉藤」も「齊藤」も「齋藤」も同じ手話で表現しますからねw
一応、漢字の違いを伝える方法としては、「髙橋です。漢字ではこう書きます」
↑といった具合に、あとから軽く付け足すような形になるかと思いますが、あまりこのようなケースは見かけませんね。
なので、とくながさんご自身が、
特別漢字の違いを相手に伝えたい!と思われているのでなければ、先にご紹介した「徳」+「長い」でバッチリ通じると思いますよ!
ご参考になれば幸いです。
徳永でも德永でも手話は変わらないのですね!
大変参考になりました。
またコメントした際にはよろしくお願いします!
とくながさん
お役に立てたようでよかったです♪
また気になることがありましたら、お気軽にコメントいただければと思います
福島皓平を教えてください。福と島と平はわかるのですが、皓だけ出ません。あきらと読みます
ふくしまさん
コメントありがとうございます。
えっと、「福島皓平(ふくしまこうへい)」さんでお間違いないですかね?
(間違ってたらごめんなさい 汗)
「福」、「島」と「平」はもうすでにご存じで、「皓」だけがわからないということですね。
「皓」という漢字自体には「白い」という意味があるようなので、「白」という手話が使えるかもしれません。
・『白』の表現はこちら
ただ、手話で名前を表すときって、下の名前の部分は基本的に指文字であらわす場合が多いんですね。
なので、ふくしまさんの場合も、
苗字の「福島」は福島県の『福島』をそのまま表現して、
「こうへい」の部分は指文字4つで表すのが最もオーソドックスかと思います。
・『こ』の指文字はこちら
・『う』の指文字はこちら
・『へ』の指文字はこちら
・『い』の指文字はこちら
例外として、「花子さん」や「勇気くん」など、
“誰もが知っている漢字(言葉)で、そちらで表現したほうが指文字を使うより楽な場合”は、漢字を織り交ぜて表現する場合もありますが、
基本、下の名前は指文字だけで表現するのがほとんどです♪
ご参考になれば幸いです。
この記事が投稿されてから時間がたっているのですが大丈夫でしょうか。手話を学び始めて名前を表現できるようになろうと思っています。私の苗字には「屋」がついているのですが、いろいろなサイトで探しても見つかりません。指文字で表現するしかないんでしょうか?それとも「宅」のように屋根を表現すれば伝わるんでしょうか?ぜひ教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
「屋」の表現についてですが、結論から申し上げますと、指文字で表すのが確実かと思われます。
基本的に苗字の表現は「田中」→『田んぼ』+『中』のように漢字や意味に置き換えて表現することが多いですが、「屋」のようにドンピシャな手話表現がない漢字を無理やり手話に置き換えてしまうと、せっかく表現しても相手に伝わらずにヤキモキすることになってしまいがちです。
例えば、「伊藤」という苗字の『伊』の部分も”誰もが一発で分かる手話表現”が特にないため、指文字で『い』と表し、その後に『藤』という手話を続けます。
このように、相手への伝わりやすさを重視して考えるといいかと思いますよ!
固有名詞の表現は特に、手話表現の際に口パクでその単語を言いながら表現できるとさらに伝わりやすくなりますので、ゆっくり丁寧に練習してみてくださいね。
早くに返信いただき本当にありがとうございました!