聲の形の手話で、小指を結ぶ表現の意味は?橋の上のラストシーンで石田と西宮が使った単語を徹底解説!
こんにちは~
今回は、映画『聲の形』に登場した、小指と小指を結ぶ表現のシーンについて解説していきます。
文法的な単語表現や意味、使い方などをお話しするのはもちろん、
『聲の形』作中での使われ方や表現等についても詳しく解説しますよ♪
手話に興味をお持ちの方は、
是非、『聲の形』本編を見つつ、手話学習に役立てていただけますと幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
聲の形で西宮が使った手話表現を解説!
では最初に、
今回取り上げた手話表現をご確認いただきましょう!
引用元:https://masamunenet.com/archives/5399
【単語構成】
- 『約束』
【作中での訳文】(描写がなければ意訳文)
- 「約束」
【このシーンが流れる時間】
- 01:55:00~
こちらは、目を覚ました石田が、橋の上で硝子と再会して言ったセリフですね。
この橋の上のシーンは、映画『聲の形』のラストシーンというか、クライマックスシーンとなっていて、手話の描写が超盛りだくさんの見ごたえたっぷりのシーンとなっています。
そして、本記事で取り上げているこのシーンは、
作中でも日本語訳などが一切語られていない部分で、私としてもどういう風に訳そうか、かなり悩みましたw
これからお話しするのは、手話通訳者の目線からの分析となり、あくまで私の解釈となりますので、
数ある捉え方のうちの一つ、とお考えください♪
では、手話表現を解説していきましょう!
今回のシーンを改めて見直してみますと、
引用元:https://masamunenet.com/archives/5399
↑小指と小指を結ぶような表現をしていますね。
一応、こちらの表現は、『約束』という手話なのですが、こちらのシーンでは、どのように訳すのがよいのでしょうか?
結論から申しますと、こちらの表現は、
"あなた(=石田)が生きるのを手伝うことを、約束する"といったような意味合いかなと思います。
直前の石田のセリフで、「君に、生きるのを手伝ってほしい」というものがありますが、こちらに対しての返事と考えるのがちょうどいいのかなと思いました。
でも、単純に石田からのお願いにOKした、というだけではない気もするんです。
というのも、"石田が生きるのを硝子が手伝う"ということは、具体的に何をどう手伝うかは置いておいたとしても、
少なくとも石田が生きている間は、硝子も死ぬわけにはいかなくなりますよね。
一度は自殺という道を選んでしまった硝子です。
石田の、「最悪の選択させちゃって・・・」というセリフからもわかる通り、
再び硝子が自ら命を絶とうとする未来は、何が何でも阻止したいはずです。
こう考えると、硝子が表現した『約束』という手話は、単に「石田が生きるのを手伝う」ということにOKしただけではなく、
"もう自殺なんてしないよ"
というようなメッセージを込めて、表現したのではないでしょうか。
さらに言うと、物語の序盤に二人の間で語られた、
「俺と、西宮、友達になれるかな」というセリフに対する『約束』なのかもしれませんし、
色々な意味を含んだ『約束』なのではないかな、と思いました。
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、映画『聲の形』に登場する手話シーンの解説をお届けしました。
『聲の形』に出てくる他の手話シーンに関しても、
一覧で解説をご覧いただけるまとめページをご用意しておりますので、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね♪
ご参考になれば幸いです♪
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