漫画やアニメで手話を学ぼう!

聲の形で石田が使った手話『なのに、俺は、君を傷つけて、結果、最悪な選択させちゃって…』の表現を動画付きで解説!

こんにちは~
 
今回は、映画『聲の形』にも登場した、「なのに、俺は、君を傷つけて、結果、最悪な選択させちゃって…」という手話表現のシーンについて解説していきます。
 
文法的な単語表現や意味、使い方などをお話しするのはもちろん、
『聲の形』作中での使われ方や表現等についても詳しく解説しますよ♪
 
手話に興味をお持ちの方は、
是非、『聲の形』本編を見つつ、手話学習に役立てていただけますと幸いです。
 

 
ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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聲の形で西宮が使った手話表現を解説!

ではさっそく、
今回取り上げた手話表現を動画でご確認いただきましょう!
 

「なのに、俺は、君を傷つけて、結果、最悪な選択させちゃって…」の手話動画はこちら
 

 

手話表現の 要点解説!

【単語構成】

  • 『しかし』『俺』『あなた』『傷つける』『結果』『最悪』『選ぶ』『~させる』<指さし(自分)>
 
 【作中での訳文】(描写がなければ意訳文)
  • 「なのに、俺は、君を傷つけて、結果、最悪な選択させちゃって…」
 
 【このシーンが流れる時間】
  • 01:52:33~

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こちらは、目を覚ました石田が、橋の上で硝子と再会して言ったセリフですね。
 
この橋の上のシーンは、映画『聲の形』のラストシーンというか、クライマックスシーンとなっていて、手話の描写が超盛りだくさんの見ごたえたっぷりのシーンとなっています。
 
気合を入れて勉強していきましょうね!
 
 
ちなみに、このシーンでは、石田の表現している手話が見えなかったため、ご紹介する手話表現に関しては、"私ならこう表現するかな"という形になっています。
 
作中での正式な表現とは異なるかもしれませんが、
その点ご了承の上、参考にしていただけますと幸いです♪

 

 
では、手話表現を解説していきましょう!

 
 
『しかし』は、片手を開いて手のひらを返すようにして表現します。
 
『しかし』という意味以外にも、『ところが』とか『でも』、『けれど』といった、逆接の意味全般として使うこともできますよ。

 
 
『俺』は、親指を立てて自分を指すようにして表現しましょう。
 
基本の手話は人差し指で自分を指さす形ですが、
親指で表現しても問題なく通じるので、好きな方で覚えておいていただければ大丈夫です♪
 

 
 
『俺』は、親指を立てて自分を指すようにして表現しましょう。
 
基本の手話は人差し指で自分を指さす形ですが、
親指で表現しても問題なく通じるので、好きな方で覚えておいて抱ければ大丈夫です♪
 

 
 
『あなた』は、『私』の逆で、相手を指さすことで表現できます。

 

 
 
『傷つける』は、親指を立てて、その親指に、もう一方の手の人差し指を強くあてて表現します。
 
人をムチでたたく様子からこの表現になったという説がありますね。
 
もちろん、物理的なケガという意味での『傷つける』だけでなく、精神的に傷つけてしまった場合にも使って大丈夫です。

 
 
『結果』は、両手の親指と人差し指をつけ、丸を描いた後に、両手を斜め下におろすようにして表現します。
 
両手で描く形の言い方は"鍵穴"とかいろいろあるのですが、私的には"前方後円墳"のイメージが一番しっくりきますw
 
最初は表現が難しいかもしれませんが、動画を見つつ、練習してみてくださいね。
 
 
『最悪』は、開いた片手を上に向けて構え、その手に向かってもう一方の手を勢いよく下ろしてきます。
 
『最低』とか『最悪』とか、『ワースト』とか、"最も悪い(低い)"と行った場合に使える単語ですね。
 
最初は表現が難しいかもしれませんが、動画を見つつ、練習してみてくださいね。
 
 
『選ぶ』は、片手を開いて手の甲を相手に向けて構え、その手を引っ張るようなイメージで、
 
もう一方の手の親指と人差し指でつまむようにしながら、斜め上へ両手をすっと上げましょう。
 
今回のシーンには、『選択』という単語がありましたので、『選ぶ』というこちらの単語が適切かなと思いました。
 
 
『~させる』は、片手の人差し指を立てて、下向きに指さすようにして表現します。
 
『命令』、『命令する』という意味も持った単語で、動詞や名詞の後に使うことで、『~させる』という意味で使うことができます。
 
 
そして、最後は<指さし(自分)>ですね。
 
この指さしについて、"どうして相手じゃなくて自分を指さすんだろう?"と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
 
今回のシーンは、石田自身の懺悔のシーンですよね。
 
硝子を傷つけてしまったのも、最悪な選択をさせてしまったのも、全て自分のせいだと言っています。
 
つまり、最後の指さしは、文末に「(全部、)俺が・・・」とつけているようなイメージですね。
 
 
正直、この指さしに関しては、
最悪 表現しなくても文章的には通じるのですが、これをうまく使いこなせるようになると、「手話ができる人」というようなイメージに一気に近づきます。
 
 
ただ、指さしに関しては、手話特有の文法なので、慣れるまでは難しく感じる方も多いと思います。
 
指さしについては、以下の記事で詳しくお話ししていますので、ご興味ありましたら合わせてご覧くださいね♪
 

 
 
 

おまけトーク

さて、ここからはちょっと余談になります
 
この記事をお読みの方の中には、
 

 
手話、ちょっと興味あるなぁ
 
手話を勉強してみたいけど、何から始めればいいかわからない…
 
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
 
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
 

ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
 
 『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
 

↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
 
 
手話だって言語ですからね!
 
 
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりました
し、
 
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
 
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
 
 
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
 
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
 
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪

 
 
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います

 
 

 

 
 

まとめ

 
今回は、映画『聲の形』に登場する手話シーンの解説をお届けしました。
 
『聲の形』に出てくる他の手話シーンに関しても、
一覧で解説をご覧いただけるまとめページをご用意しております
ので、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね♪

 

 

 
ご参考になれば幸いです♪

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