手話の指さしの役割や使い方について動画付きで解説します!
こんにちは~
今回は、手話における「指さし」についてお話ししたいと思います。
以前、手話の文章の組み立て方は?基本的な文法や構造を分かりやすく解説!
という記事でもお話ししましたが、
手話の世界には「指さし」という表現が存在します。
『手話ニュース』などの手話に関するテレビ番組や
ろう者の方々と実際に手話でお話ししてみたりすると、
自分や相手を指さす動作が入ってるなぁ
と 気づく方も多いと思います。
というわけで本記事では
手話における指さしの表現の役割や使い方などを
動画付きで解説していきますよ!
是非参考にしてみてくださいね♪
手話の指さしって何?
まず、急に「指さし」と言われても
いまいちイメージがわかないという方は、
以下の動画をご覧ください。
→「私、国語は好きだけど、英語は苦手」
↑こちらは、以前ご紹介した
手話の文章の組み立て方は?基本的な文法や構造を分かりやすく解説!
という記事でも取り上げた例文ですが、
この手話表現を見て、何か気づくことはありませんか?
そう!
手話の文末で、自分のことを指さしているんですよ!
「私、国語は好きだけど、英語は苦手」という内容を伝える際、
「指さし」は特に必要ないようにも思いますよね?
何なら、
文末で自分を指さしたら意味が重複するんじゃ…?
と 疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
お気持ち、めっちゃよくわかります。
私も最初、意味が分かりませんでしたからw
では、次の章で
指さしの役割や使い方についてみていきましょう!
手話の指さしの役割は?
最初にお伝えしておきますが、
この「指さし」については、イメージがつかめなかったり、
これから手話を勉強し始めるという方にとっては
余計な混乱を引き起こしてしまう可能性があるので、
無理に意識する必要はありません。
ぶっちゃけた話、
文頭に「指さし」をしようがしまいが
文章の意味は相手に通じますからねw
ただ、指さしが使いこなせた方が、
ろう者の方々から見ても、より自然な手話に見える
というぐらいのイメージで大丈夫です。
で、この「指さし」が何なのかというと、
一言で説明しますと、
「主人公のダメ押し」です。
手話の世界では、
という独自の文法のようなものが存在します。
ここで言う「話の主人公」とは、
人である場合もあれば、物である場合もあります。
先の動画の例では、
「私、国語は好きだけど、英語は苦手」
という訳からもわかる通り、
主人公は「私」ですよね?
なので、文の最後に「私」を指さしているというわけなんです。
→「私、国語は好きだけど、英語は苦手」
なので、例えば
→「あなた、昨日パン食べたじゃん!」
↑という文の場合は、文末に「あなた」を指さしますし、
→「彼はめがねを探してるんだよ」
↑の場合は、文末で「彼」を指さすわけですね。
ここでポイントになるのは、
話の主人公が変われば、指さしの方向も変わるということです。
「私」や「あなた」の場合はそこまで困ることはありませんが、
「彼」などの三人称を指さす場合は、
きちんとその人がいる方向に対して指をさすということを意識してください。
また、
→「運営委員会は、現在原因を調査中です。」
↑のように、話の主人公の位置が明確につかめないときは、
右斜め前くらいを指さすケースが多いです。
…ちょっと混乱してきた方もいらっしゃるかもですね 汗
とにかく、
「手話は、話の末尾に主人公を指さす!」という点だけ
覚えておいていただければ大丈夫です♪
慣れてきたら取り入れるようにしてくださいね!
【合わせて読みたい!】
まとめ
今回は、手話における指さしについて解説しました。
本記事で取り上げた「指さし」ができるようになると
ろう者の方々が使う手話に近づくことができますので、
ぜひマスターしてくださいね♪
他にも、以下の記事で
+α的なコツや表現の仕方などをご紹介しています。
テキストなどではなかなか学べないお話も
たくさんあると思いますので、
ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね♪
ろう者みたいな手話表現がしたい!表現力アップのコツや文法を解説!
ご参考になれば幸いです♪
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