手話が同じ動きなのに違う単語を表せるのはなぜ?わかりやすく解説します!
こんにちは~
突然ですが、みなさんは手話を勉強しているときに、こんなことを思ったことはありませんか?
この手話の表現、別の手話の表現と同じ気がする…
この違和感は、手話をある程度勉強して、語彙が増えてきた頃に、誰もが気になる点だと思うんですね。
んで、結論から申しますと、その違和感は正しいです。
手話の世界には、同じ動作で複数の意味を表せる表現がいくつも存在するんですよ!
ということで、
本記事では、同じ動作で複数の意味を持つ手話をいくつかご紹介しつつ、
それらの手話を読み取る際に、どのように見極めればよいのかのコツと注意点をお話していきますよ!
是非参考にしてみてくださいね♪
手話が同じ動きでも意味が違うことがある!
まずは複数の意味を持つ手話単語についてですが、
実はこのタイプの手話の方が多いんです。
言い換えると、特定のひとつの意味しか持たない手話の方が少ないんですよ
名詞(特に固有名詞)はこの傾向が強いですが、形容詞系の手話は、複数の意味を持つものが結構ありますからね♪
…と、言葉で説明してもイメージしづらいですよね 汗
では、次の章で具体的な例を交えて、もう一歩詳しくお話ししていきたいと思います♪
手話が同じでも違う意味になる!
例えば、「同じ手話表現で~」の『同じ』という表現。
この手話も複数の意味を持っていて、以下のような意味も同じ手話表現で表すことが可能です。
・一緒(の、に)
・一緒(の、に)
・共通
・同一
・同然
他にも、相手に同意を求める際に使う「~ですよね?」という時にも使えます♪
…と、ここまでお読みいただいて、お気づきの方もいらっしゃるかもですが、
同じ手話で表せる他の単語たちって、どれも似たような意味のものばかりなんですよ!
先ほどご紹介した「~ですよね?」の意味も、
といった具合で、やっぱり「同じ」というベースの意味は変わりませんよね♪
他にも、『楽しい』と『喜ぶ』の手話が一緒だったり、『大変』と『お疲れさま』も同じ手話だったりと、
単語のベースの意味から類推できる別の言葉も、同じ手話で表現できることが多いんですよ♪
これを知っておくと、一気に語彙が増えていきますから、
あ!この手話、あの単語表現と一緒だ!
という気付きをたくさん経験していってください♪
手話が同じでも単語は別、となる見極め方は?
ここまでは、複数の意味を持つ手話の使いこなし方についてお話してきましたが、
では逆に、これらの表現を読み取る側になったとき、
複数の意味の中からどのようにして相手が言おうとしている意味を見極めればいいのか?
という点について解説していきますね!
…ただ、勘の良い方ならもうお気づきでしょう♪
そもそも、見極める必要があんまりないんですw
理由は簡単。
複数の意味を表せると言っても、
それらは基本的に似た意味の言葉だからです♪
ただ、例外的に、
"同じ手話動作で、違った意味を表せる手話"というのも一部存在するんです。
『~できない』という手話が良い例ですね
この手話、「~できない」以外にも、「難しい」という意味も持っていて、このような場合は読み手側がきちんと相手が言おうとしている言葉を見極める必要があります。
で、肝心の見極め方ですが、相手の手話の注目ポイントをしっかり押さえておけば簡単です♪
それは、『手話表現の"強さ"』!
これは、実際に手話で話している様子を見ていただくのが一番分かりやすいのですが、
手話が上手くて使い慣れている人ほど、手話表現の緩急や強弱があって、表情も非常に豊かなんですよね
"手話表現の強さ"とはまさにこのことで、これに注目すれば意味の区別が格段にしやすくなります。
『~できない』の場合なら、この手話を表現したときに、強く顔をしかめるようにしてたら「できない」の意味でしょうし、困ったような表情なら「難しい」の方だと推定できます。
また、相手の口元を見て、口パクで「ムリ」と言っていれば(←「口型」といいます)「できない」の意味だと確定しますよね♪
こんな風に、相手の手話だけでなく、色々な点を参考にすれば、難なく見抜けるようになりますよ♪
(慣れれば簡単です♪)
という方は、以下の記事で"正しい目線の向け方"をマスターすることをおすすめしますよ!
手話の読み取りのコツ&指文字もわかるようになる練習法をご紹介!
是非合わせてご参照ください♪
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、手話動作と意味の関係についてお話ししました。
ご参考になれば幸いです
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