手話の文章の組み立て方は?基本的な文法や構造を分かりやすく解説!
こんにちは~
今回は、手話の構造についてお話ししていきたいと思います。
「手話の構造」というとなんだか難しい印象を受けるかもしれませんが、
簡単に言い換えますと、
というテーマでお話ししていきます♪
手話の、基礎の基礎のお話になりますので、
「今さら恥ずかしくて人に聞けない!」という方、
本記事でバッチリ悩みを解消しちゃってください!
では早速行きましょう♪
手話の文章の組み立て方は?
これまで、手話の独学での勉強法って?おすすめテキストは?初心者には難しい?という記事などで
手話単語を覚える方法やコツについてお話ししてきましたが、
ふと最近、「あれ?肝心の文章の組み立て方ってまだお話ししてないんじゃ…?」
と、青ざめたんです 私w
ぶっちゃけ、手話に関するテキストや教材を見ても、
単語の表現の仕方はイラスト付きで詳しく載っているのですが、
文章の表現の仕方や組み立て方に関しては、詳しく説明している教材がかなり少ないんですよね。
確かに、手話で文章を表現する際には
「指さし」とか「うなずき」とか「手話独特の表情」とか、
聴者にとっては馴染みのない文法も含まれているのですが、
手話の文章構造の根幹はシンプルそのものなんですよ!
将来的に
↑という場合は、のちのち指差しなどの
手話固有の文法も覚える必要がありますが、そこまでは目指さないという方であれば、
これからお話しする
"たった一つのシンプルなルール"さえ覚えていただければ大丈夫です!
では、そのルールとは何なのか?
次の章でお話ししますね!
手話の基本的な文法が知りたい!
手話における文章の組み立て方のルール、
それは「文章を単語だけにして表現する!」というものです。
これは、実際に例をご覧いただく方が分かりやすいので、
いくつか例を出してご説明しますね。
例えば、以下のような文章を表現したい場合。
この文の中から、単語を抽出していきます。
そうすると、「僕」「みかん」「好き」の3つの単語が取り出せますよね。
で、これを順番に手話で表現していけばいいんです!
→「僕はみかんが好きだ」
(現時点では、表現している単語が分からなくても大丈夫です。
感覚だけ掴んでいただければOKですよ♪)
ね?とっても簡単ですよね?
せっかくなのでもう一つ例をご紹介しましょう。
この文章はどのように表現すればいいのでしょうか?
みなさんも一緒に考えてみてくださいね♪
前と同じように、単語だけ抽出してみると
「私」「国語」「好き」「だけど」「英語」「苦手」
↑となりますね。
これを順番に手話で表現してあげればいいだけなんです!
→「私、国語は好きだけど、英語は苦手」
ここでポイントなのは、
「だけど」という単語もちゃんと表現してあげる必要があることですね。
手話において表現しないものというのは、
主に助詞(「~は」や「~が」、「~を」など)のみで、
逆説の接続詞にあたる「だけど」は、ちゃんと表現してあげる必要があります。
普通に考えて、「だけど」を省略してしまったら
文章がなんだか変な感じになってしまいますよね?
なので、
基本、助詞以外は、文章の語順のまま手話を表現する!
と覚えていただければ問題ないと思いますよ♪
手話の構造は簡単?
ちなみにですが、
前の章で例文とともにご覧いただいた
手話表現の動画、何か違和感に気づきましたでしょうか?
そう!文末で、自分のことを指さしているんです!
これは、文章から抽出した単語には含まれていない表現でしたし、
あの文末の指さしって何?
と思った方もいらっしゃると思います。
実は、これこそが記事冒頭でお話しした
手話独特の表現の一つである「指さし」なんです!
(この指さしがいったい何なのかは、こちらの記事で詳しくご説明しています♪)
手話の指さしの役割や使い方について動画付きで解説します!
このように、手話の文法は一見シンプルに見えて
勉強していくと奥が深いものなんです。
「文章を単語だけにして表現する!」というルールは
あくまで根幹となる基本のルールに過ぎないので、
それに付随した指さしなどの固有の文法こそが、
より"手話らしい表現"に近づくコツといっても過言ではありません。
これらのルールを身につけるためには、
やはり実際にろう者の方々と手話で会話して生の手話に触れるのが一番です。
是非、臆することなくどんどんコミュニケーションをとって、
手話らしい手話をどんどん吸収していっていただければと思います♪
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、手話の語順や構造等についてお話ししました。
ちなみにですが、以下の記事で、
手話の文法や表現のコツをまとめております。
内容については、この記事が初級編とすると、
以下の記事は中級編といったところでしょうか。
現時点で完璧に理解できなくても、
繰り返し読んでいただくなり、ろう者の方と会話して身につけるなり、ご自分のペースでゆっくり身につけていただければと思います♪
ろう者みたいな手話表現がしたい!表現力アップのコツや文法を解説!
ご参考になれば幸いです♪
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