聲の形で石田が使った手話『君に、生きるのを、手伝ってほしい』の表現を動画付きで解説!
こんにちは~
今回は、映画『聲の形』にも登場した、「君に、生きるのを、手伝ってほしい」という手話表現のシーンについて解説していきます。
文法的な単語表現や意味、使い方などをお話しするのはもちろん、
『聲の形』作中での使われ方や表現等についても詳しく解説しますよ♪
手話に興味をお持ちの方は、
是非、『聲の形』本編を見つつ、手話学習に役立てていただけますと幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
聲の形で西宮が使った手話表現を解説!
ではさっそく、
今回取り上げた手話表現を動画でご確認いただきましょう!
【単語構成】
- 『あなた』『生きる』『手伝う』<受け身>
【作中での訳文】(描写がなければ意訳文)
- 「君に、生きるのを、手伝ってほしい」
【このシーンが流れる時間】
- 01:54:00~
こちらは、目を覚ました石田が、橋の上で硝子と再会して言ったセリフですね。
この橋の上のシーンは、映画『聲の形』のラストシーンというか、クライマックスシーンとなっていて、手話の描写が超盛りだくさんの見ごたえたっぷりのシーンとなっています。
気合を入れて勉強していきましょうね!
では、手話表現を解説していきましょう!
『あなた』は、『私』の逆で、相手を指さすことで表現できます。
そして、『生きる』の表現は、両手を握って肘を張って伏せ、その状態で両腕を左右に動かしてください。
似た表現の手話に、『元気』という単語があるのですが、こちらは左右ではなく、上下に腕を振る動作になります。
誤用の多い単語ですので、注意して覚えておいてください!
そして、『手伝う』<受け身>の表現は、片手の親指を立て、その手をもう一方の手で自分側にトントンと押すようにして表現します。
ちなみに、本来の『手伝う』という手話は、親指を立てた手を自分側に押すのではなく、相手側にトントンとするんですね。
これはなぜかというと、今回の表現が受け身の表現になっているからです!
受け身の表現の場合は、本来の手話の形を変更して、自分に向けた表現に変える、というルールになっているんですね。
詳しくは、以下の記事で解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
ちなみに、本来であれば、『手伝う』という手話の後に、『ほしい』という手話を続けて「手伝ってほしい」とするのが正しい文法になりますが、
作中のシーンでは『ほしい』という単語は表現されていませんでしたね。
私の個人的な感覚ですが、
作品全体を通して、手話を簡略化している箇所が多いので、こちらもその関係で『ほしい』という手話を省略したのかもしれませんね。
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、映画『聲の形』に登場する手話シーンの解説をお届けしました。
『聲の形』に出てくる他の手話シーンに関しても、
一覧で解説をご覧いただけるまとめページをご用意しておりますので、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね♪
ご参考になれば幸いです♪
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