手話の上達までの期間はどのくらい?効率的に覚えるための勉強法は?
こんにちは~
今回は、「手話ってどのくらい勉強すれば使えるようになるの?」というテーマでお話ししていこうと思います!
「手話を勉強してみたい!」
「手話が使えるようになりたいな~」
と思っている方の中には、どれくらい勉強すればいいのか気になる方も多いかと思います。
ただ、この手の疑問への回答って、
"人による"とか"その人の頑張り次第"とか、イマイチ明確な答えが見つかりづらいんですよね。
でも、これから手話を勉強しようかと考えている人にとって、
やっぱりゴールがどのくらいの距離にあるのかは知っておきたいところです。
というわけで本記事では、
手話の上達に必要な期間について詳しくお話ししていきたいと思います!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
手話の上達にかかる期間って?
先ほど、「手話をマスターするまでにかかる期間は人それぞれ」という話が出ましたが、
これについては私も同意でして、その通りだと思います。
ただ、これは「人によって学習スピードや吸収力が違うから」という理由だけではありません。
一般的に「手話の習得にかかる期間は、人それぞれで一概には言えない」という風に一蹴されてしまうのは、
人によって学習スピードや吸収力が違うという理由による部分も大きいと思いますが、
もっと大きな理由として、「人によって目指している到達点が違うから」という点があげられます。
要は、ひと言に「手話ができるようになりたい」といっても、
どのレベルをイメージしているのかは人によってさまざまだということです。
具体的な例をあげますと、
①あらかじめ用意された原稿を手話でスピーチしたい
②ごく日常的な会話を手話でできるようになりたい
③ろう者の方と手話で不自由なくおしゃべりできるくらいになりたい
④手話通訳士を目指している
↑といった具合に、大まかに分けただけでもこれだけの目標地点が存在します。
極端な話、
①を到達点としているなら、スピーチに必要な単語だけを覚えて、
すらすら表現できるように練習すればいいだけですから、
下手したら1、2週間でそれっぽい感じにまで仕上げることができると思います。
ただ、②~④を目指す方は、このような付け焼刃的な勉強では到底無理ですよね?
無論、学習期間もある程度長くなってきます。
では、そこらへんについて次の章で詳しくお話ししていきましょう。
是非あなたも、自分の目指すゴールがどのレベルなのか、
今一度イメージして次の章へお進みください♪
手話の単語ってどのくらいで覚えられる?
②~④のゴール地点を目指すあなたは、基本的にある程度の勉強と期間が必要になります。
大まかには勉強方法も同じですが、目指す地点が高いほど、
勉強内容の深さや濃さが求められたり、覚えるべき知識が増えていく感じですね。
それを踏まえたうえで、ここからは各ゴール地点に到達するまでの目安の期間についてお話ししていきますね。
※これからお話しする内容はあくまで目安としてお考え下さいね♪
まずは
②の「ごく日常的な会話を手話でできるようになりたい」を目指す場合。
結論から申しますと、こちらに関しては意外と短期間で達成できるかと思いますよ!
というのも、やはり覚えるべき単語数が圧倒的に少なくて済むんですよw
自己紹介や挨拶だけであれば1週間もあれば余裕でマスターできるでしょうし、
接客業に従事されてる方で、「お客さんなどと注文やお会計のやり取りを手話でできるようになりたい!」というような場合なら、長くても1か月あればかなり形になると思います。
(この場合も、メニューの名前やお金の額の表現などを一通り覚えれば ほぼクリアですからね☆)
で、基本的な単語の勉強方法については以下の記事でおすすめの教材(?)とともにご紹介していますので、
合わせてご参照ください♪
手話の独学での勉強法って?おすすめテキストは?初心者には難しい?
では 次っ!
③の「ろう者の方と手話で不自由なくおしゃべりできるくらいになりたい」の場合です。
こうなってくると、
お察しの通り、先ほどまでのゴール地点とは比べ物にならないほど一気に遠くなってますw
具体的に言いますと、最低でも2年以上はかかると思います。
…ただ、私の知人に手話の経験ゼロの状態から
たった半年で私から見ても手話がペラペラな状態になるまでに成長した猛者もいるんですよw
なのでそれこそ一概には言えないのですが、約半年~数年くらいだと認識していただければと思います。
やはりろう者の方とスムーズに手話で会話できるまでになるには、単語などの知識の問題だけではなくなります。
自分が言いたいことに合わせて適切な単語表現をすらすら表現できるかが大切になてきますし、
なにより相手の手話もきちんと読み取れるようにならなければいけません。
これらのスキルは独学で単語テキストとにらめっこしているだけでは身につきづらく、
やはり実際に手話を使って会話をする練習を積むのが一番です。
先ほどお話しした手話を半年でマスターした知人は、ズバリこの練習のたまものでして、
手話ができる友達を作って、毎日数時間手話でおしゃべりをしまくったそうです。
もちろん最初は分からないことだらけで大変だったそうですが、
毎日手話にたくさん触れることで、徐々に会話ができるようになったみたいですね。
この例はちょっと極端ですが、
最善の近道であることは間違いないと思います。
手話講座や手話サークルなどを通じて、
ろうの方と知り合って練習に付き合ってもらうのもいい方法かもしれませんね。
手話の勉強期間の目安は?
最後は④「手話通訳士を目指している」です。
このレベルになってくると、受験勉強の様相も呈してきますので、まただいぶ話が変わってきます。
実のところを言うと、手話通訳士になってからも日々新しい手話単語と向き合うことになりますから、
学習の期間としては「一生」ということになるのですが、
"手話通訳士になるにはどのくらいの期間が必要なの?"という観点からお話ししますと、
少なくとも5年以上は見ておいた方がいいかもしれませんね。
この目安は、あくまで手話に関して現状ゼロベースだという想定でのお話になりますが、
現状手話がある程度できる方でも、通訳士になるためには専門的な勉強が必要になるため、
やはり1年以上はかかるものと思っておいた方がいいでしょう。
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回ご紹介した学習期間はあくまで目安です。
人によって吸収スピードも違いますし、日々学習に使える時間も変わってくるでしょう。
なので、
「えぇぇ… 何年もかかるんだ…」とネガティブに受け止めるのではなく、
「なるほど!数年か~ じゃあとりあえず、まずは1年間頑張ってみるか!」と
前向きにとらえていただければと思います。
で、これから手話を勉強するということであれば、
あれこれ悩むより
まずは始めてみるのが一番です!
例えば、以下の記事では手話初心者さんに向けて、
基本的な表現や、知っておくべき情報等について
詳しくお話ししています。
まずはここから始めてみて、
という風になればもうこっちのもんですからねw
ぜひ参考にしてみてください!
手話初心者向け!勉強法や指文字の覚え方、自己紹介のやり方まとめ!
それでは、皆さんの素敵な手話ライフを応援しています!
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