手話に関するあれこれ

手話ニュースの字幕はなぜ必要?テロップだけじゃダメな理由は?

こんにちは~
 
今回は、ちょっとブレイクということで、
 
「言われてみれば気になるかも…?」という疑問について
 
お話ししていきたいと思います!
 
本記事のテーマは、手話ニュースについてです。
 
みなさんも一度は目にしたことがあるであろう手話ニュース。
 
ふと、こんなことを思ったことはないでしょうか?
 

 
手話ニュースって、
 キャスターの方が手話でニュースを読んでるのに
 なんで字幕もつけてるんだろう?
 
確かに、言われてみれば気になる!
 
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
そこで本記事では
 
手話ニュースに字幕がある意味について、わかりやすくお話ししていきますよ!
 
実はこの話、
 
いずれ手話を使えるようになりたいと考えている方々にとっては
 
結構ためになる話も含まれてきますので、
 
ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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手話ニュースが字幕&手話なのはなぜ?

手話ニュースを見たことがある方ならご存知かと思いますが、
 
現在の手話ニュースでは、
 
 ・キャスターさんの手話
 ・ふりがな付き字幕
 ・音声によるナレーション
 
↑の3つの方法で、ニュースを伝えるという形をとっています。
 
確かにここだけ見ると、
 

 
手話で伝えてるんだから、字幕いらなくない?
 
という風に感じるのもわかりますし、
 
逆に
 
 
字幕があるのだから、
 手話で伝える必要はないのでは?

↑という風に思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
ただ、ここには大きな誤解が存在しているんです。
 
 
ここでちょっとイメージしてみていただきたいのですが、
 
みなさんは友達と連絡をとる際、どのような手法を好んで使用しますか?
 
電話?メール?SNS?それとも直接会って話したい?
 
ザーッと並べてみただけでも結構いろいろな種類のアプローチがありますよね。
 
で、人によっては
 
電話は苦手だからメールかSNSがいいという方もいれば、
 
メールとかだとやり取りがめんどくさいから電話もしくは直接話したい!
 
という方もいるでしょう。
 
 
実は、この話が
 
先ほどお伝えした「誤解」という点につながっていくんです!

手話ニュースの字幕って必要なの?

前の章でお話しした、好みの連絡手段のお話ですが、
 
これが手話ニュースの字幕と手話の共存理由にどうつながっていくのか?
 
それはズバリ、ろう者の方にも情報交換の方法に好みがあるということです!
 
正直、ろう者の方の中には、
 

 
手話ではなく書かれた文章じゃないと分からない
 
とか
 
 
情報は手話で表現してくれないと理解しづらい
 
という風に、苦手・得意というよりも、
 
"この方法じゃないと、情報を正確に受け取るのが大変"という方が結構いらっしゃるんですね。
 
というのも、耳が不自由な方の中にも様々な方がいて、
 
先天的に耳が不自由な方もいれば、
 
事故や病気などで後天的に耳が不自由になった方もいらっしゃいます。
 
さらに、後者の方の中でも、
 
子供のころに耳が聞こえづらくなったのか、はたまた大人になってからなのか、
 
もっと言うと、「補聴器を使えば何とか聞こえはする」という状態なのか、
 
全く聞こえないのかによっても変わってきます。
 
当然、小さいころから耳が不自由な方は
 
コミュニケーションの手段として子供のころから手話を学ぶ可能性が高いですが、
 
いわゆる中途失聴の方などの後天的に障害を持った方に関しては
 
手話よりも文字で伝えてもらう方がすんなり理解できるという場合が多いんですね。
 
つまり、何が言いたいかというと、
 
手話ニュースに字幕と手話表現が両方使われているのは、
 
こういった様々なニーズにしっかり応えるためなんです!
 
 
この結論をお話しするためにだいぶ遠回りをしてしまいましたが、
 
手話も字幕も存在するべくして存在している、大切な要素なんですよ♪

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手話ニュースはテロップと手話の両方に意味がある!

記事冒頭で、
 
「これからのお話は、手話学習者の方にとっても重要な話」とお伝えしましたね。
 
勘のいい方はもうお気づきかも知れませんね♪
 
 
そう!

耳の不自由な方が全員手話を使えるわけではないということです!
 
 
手話学習者さんの中には、このことを知らない方も意外と多くて、
 
これを知ってるだけでもだいぶアドバンテージですよw
 
やっぱり、健聴者にも好みの情報交換の手段があるように、
 
耳の不自由な方にも好みがあるんですね。
 
そもそも、健聴者が使う日本語と、
 
「日本手話」といわれる、ろう者の方々が使う手話は
 
もはや別の言語といっても過言ではありません。
 
健聴者が手話を学ぶ際に触れることの多い「日本語対応手話」という手話も、
 
日本手話とは違うものになりますから、
 
細分化していくと、ほんとに様々なパターンが存在するんですね。
 
(ここら辺の違いについては、いずれ別の機会に詳しくお話ししますね)
 
 
そのため、ひと言に「手話ができる」といっても、
 
 日本手話ができるのか、
 
 日本語対応手話ができるのか、
 
 どちらも対応可能なのか、
 
複数のパターンが存在するというわけです。
 
 
私も、手話を勉強し始めて少しした後にこのことを知ったのですが、
 
そのころの私って、もうすでに自分が結構 手話できていると思ってたんですよw
 
でも、このことを知って、視野の狭さを知ったというか、
 
「え~~~ 自分なんて全然まだまだじゃん。。。」
 
↑と ちょっとショックだったのを覚えていますw
 
 
ただ、このことを知ったからといって、
 
別にテンションを下げる必要は全然なくて、
 
「自分はまだまだなんだな!よし頑張ろう!」と
 
新たなモチベーションに繋げていただければ何の問題もありませんし、
 
むしろとてもいい方向に進んでいけると思います。
 
ぜひこれからも手話の学習を頑張って進めていっていただけますとうれしいです♪
 
 
 

合わせて読みたい!

 

 

まとめ

今回は、手話ニュースに関するお話をお届けしました。
 
あ!そうそう♪
 
手話に関する「言われてみれば気になる!」シリーズは、
 
以下の記事にもまとめてありますので
手話学習の合間の気分転換や雑学好きの方、
是非チェックしてみてくださいね♪
 
手話の雑学まとめ!

 

手話の雑学まとめ!言われてみれば気になるかも…な情報が満載!

 
ご参考になれば幸いです♪

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