聲の形で石田が使った手話『パン屋。結弦に頼まれて鯉のエサ』の表現を動画付きで解説!
こんにちは~
今回は、映画『聲の形』にも登場した、「パン屋。結弦に頼まれて鯉のエサ」という手話表現のシーンについて解説していきます。
文法的な単語表現や意味、使い方などをお話しするのはもちろん、
『聲の形』作中での使われ方や表現等についても詳しく解説しますよ♪
手話に興味をお持ちの方は、
是非、『聲の形』本編を見つつ、手話学習に役立てていただけますと幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
聲の形で西宮が使った手話表現を解説!
ではさっそく、
今回取り上げた手話表現を動画でご確認いただきましょう!
【単語構成】
- 『パン』『お店』/『妹』『頼む』<受け身>『魚』『食べる』
【作中での訳文】(描写がなければ意訳文)
- 「パン屋。結弦に頼まれて鯉のエサ」
【このシーンが流れる時間】
- 01:05:17~
こちらは、硝子が石田にどこに行くか尋ねたときの石田の手話ですね。
では、手話表現を解説していきましょう!
『パン』は、片手の人差し指と親指をくっつけた状態から、勢いよく指同士を話して表現します。
『お店』は、OKマークの形をした両手を体の前で前後にギザギザと動かして表現します。
OKマークの形って、"お金"というイメージがありますから、お金がたくさん行き交う様子を表して、『お店』となっているわけですね。
これら2つの手話を合わせて『パン屋』となります。
『妹』は、片手の小指を立てて手のひらを自分に向け、頭くらいの高さから胸くらいの位置までスッとおろしましょう。
この時、作中では、
石田は「結弦に頼まれて~」と言っていますが、『結弦』とは表現せずに『妹』という手話で代用している形ですね。
『頼む』<受け身>は、自分に向けて、開いた手を倒すことで表現できます。
この、受け身の表現については、実際に見比べてみていただくのが一番わかりやすいと思うので、以下の記事をご覧いただけますと幸いです。
『魚』は、片手を開いて手のひらを自分に向けて横向きにし、その状態から手を横にスッと移動させて表現します。
魚が水中を泳いでいる様子ですね。
『食べる』は、片手の親指と人差し指でお菓子をつまむような形を作って、その手を口元に持っていきます。
↑こちらの記事でもお話ししていますが、
『食べる』という手話は、食べているものの種類や、その大きさによって表現が変わります。
今回のように、魚のえさの場合は、かなり小さいサイズだと想像できますので、お菓子をつまむような表現がしっくりくるわけですね。
日常会話でも使える基本単語なので、ぜひ覚えておきましょう!
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、映画『聲の形』に登場する手話シーンの解説をお届けしました。
『聲の形』に出てくる他の手話シーンに関しても、
一覧で解説をご覧いただけるまとめページをご用意しておりますので、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね♪
ご参考になれば幸いです♪
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