聲の形で結弦が使った手話『次の火曜日、花火大会だぜ 石田』の表現を動画付きで解説!
こんにちは~
今回は、映画『聲の形』にも登場した、「次の火曜日、花火大会だぜ 石田」という手話表現のシーンについて解説していきます。
文法的な単語表現や意味、使い方などをお話しするのはもちろん、
『聲の形』作中での使われ方や表現等についても詳しく解説しますよ♪
手話に興味をお持ちの方は、
是非、『聲の形』本編を見つつ、手話学習に役立てていただけますと幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
聲の形で西宮が使った手話表現を解説!
ではさっそく、
今回取り上げた手話表現を動画でご確認いただきましょう!
【単語構成】
- 『花火』×2
【作中での訳文】(描写がなければ意訳文)
- 「次の火曜日、花火大会だぜ 石田」
【このシーンが流れる時間】
- 01:34:23~
こちらは、西宮母の誕生日会の中で、結弦が石田を誘ったときのセリフですね。
こちらのシーンでは、「次の火曜日 花火大会だぜ 石田」というセリフを、『花火』という手話のみで表現しています。
当然、この文章をきちんと表現しようとしたら、
『次』『火曜日』『花火』『大会』
↑のように表現するのが正しい構成になりますが、
作中では かなり手話を簡略化していますね。
ただ、手話を簡略化することは別に悪いことではありませんし、
究極のところ、自分が伝えたい内容が伝わればいいわけですから、
この時の結弦は、石田に花火大会のお誘いをしているということで、
『花火』という単語さえ伝わればよかったのでしょう。
また、作中の様子からも地域のお祭りであることが推察できますから、すでに石田も花火大会の存在を知っているはずだ、ということで、
わざわざ「次の火曜日」といった単語も必要なかったのかもしれませんね。
では、手話表現を解説していきましょう!
『花火』は、両手をすぼめた状態で上に向けて、下から上へ手を開きながら交互に両手を上げ下げします。
花火が次々と打ち上がり、空で花開く様子を表した手話です。
ちなみに、作中で結弦は片手のみで『花火』という手話を表現していましたが、お気づきになりましたでしょうか?
こちらの表現に限らず、片手がふさがっているときなどに両手で表すタイプの手話を表現したいときは、片手で表すことが多いです。
また、片手がふさがっているときに重宝するのが、手話特有の文法である<指さし>ですね。
指さしについては、以下の記事で詳しくお話ししていますので、ご興味ありましたら合わせてご覧くださいね♪
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、映画『聲の形』に登場する手話シーンの解説をお届けしました。
『聲の形』に出てくる他の手話シーンに関しても、
一覧で解説をご覧いただけるまとめページをご用意しておりますので、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね♪
ご参考になれば幸いです♪
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