聲の形で結弦が使った手話『しそジュース飲みたい!ばあちゃんの♪』の表現を動画付きで解説!
こんにちは~
今回は、映画『聲の形』にも登場した、「しそジュース飲みたい!ばあちゃんの♪」という手話表現のシーンについて解説していきます。
文法的な単語表現や意味、使い方などをお話しするのはもちろん、
『聲の形』作中での使われ方や表現等についても詳しく解説しますよ♪
手話に興味をお持ちの方は、
是非、『聲の形』本編を見つつ、手話学習に役立てていただけますと幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
聲の形で西宮が使った手話表現を解説!
ではさっそく、
今回取り上げた手話表現を動画でご確認いただきましょう!
【単語構成】
- 『飲む』×2 『おばあちゃん』×2
【作中での訳文】(描写がなければ意訳文)
- 「しそジュース飲みたい!ばあちゃんの♪」
【このシーンが流れる時間】
- 52:30~
こちらは、結弦がおばあちゃんにしそジュースをお願いするときに表した手話ですね。
では、手話表現を解説していきましょう!
『飲む』は、見た通りの手話で、コップを持って飲み物を飲むようなジェスチャーがそのまま手話表現になっています。
『おばあちゃん』は、片手の小指を曲げて、頭の上くらいの位置に持っていくイメージですね。
小指は、手話の世界では女性を表す際によく使われ、
頭より上で表現することで、自分より目上の女性であることを表し、なおかつ、指を曲げることで腰の曲がったお年寄りであることを表しています。
↑こちらの記事でも解説しております通り、
本来『おばあちゃん』という単語は、最初に人差し指でほっぺたに触れてから、小指を頭の上で曲げる表現をします。
また、作中で結弦は、『飲む』『おばあちゃん』という手話を、それぞれ2回ずつ表現していますし、
「しそジュース"飲みたい"」と言っているのに、『飲む』という手話の後に、『~したい』という手話は表現していません。
要は、文法にとらわれない、かなりくだけた手話をしているんですね。
というのも、おばあちゃんも結弦 本人も健聴者のため、本来であれば手話で会話する必要はありません。
ですが、このシーンを見返してみていただくと、硝子も同席していることが分かりますよね?
つまり結弦は、その場に一緒にいる硝子にも話の大枠が伝わるよう、最小限の手話を交えて、会話をしていたと考えることができます。
私自身も、近くに耳の不自由な方がいる場合は、無意識的に手話を交えて会話をしますが、長年 硝子と暮らしてきた結弦にとっても、クセのようなものになっているのでしょう。
こういった点にも注目してみてみると、作品をもっと深く味わうことができますね♪
おまけトーク
さて、ここからはちょっと余談になります
この記事をお読みの方の中には、
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
手話だって言語ですからね!
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりましたし、
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います
まとめ
今回は、映画『聲の形』に登場する手話シーンの解説をお届けしました。
『聲の形』に出てくる他の手話シーンに関しても、
一覧で解説をご覧いただけるまとめページをご用意しておりますので、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね♪
ご参考になれば幸いです♪
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