漫画やアニメで手話を学ぼう!

聲の形で西宮が使った手話『お前なんていらない』の表現を動画付きで解説!

こんにちは~
 
今回は、映画『聲の形』にも登場した、「お前なんていらない」という手話表現のシーンについて解説していきます。
 
文法的な単語表現や意味、使い方などをお話しするのはもちろん、
『聲の形』作中での使われ方や表現等についても詳しく解説しますよ♪
 
手話に興味をお持ちの方は、
是非、『聲の形』本編を見つつ、手話学習に役立てていただけますと幸いです。
 

 
ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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聲の形で西宮が使った手話表現を解説!

ではさっそく、
今回取り上げた手話表現を動画でご確認いただきましょう!
 

「お前なんていらない」の手話動画はこちら
 

 

手話表現の 要点解説!

【単語構成】

  • <指さし(結弦)>『もの』『謝る』『あなた』『必要ない』<指さし(結弦)>
 
 【作中での訳文】(描写がなければ意訳文)
  • 「こんなもの(ネットに)あげて!(石田に)謝って!あんたなんかいらないわよ!」
 
 【このシーンが流れる時間】
  • 48:24~

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こちらは、石田を陥れようと結弦がネットにあげたことを知った硝子が結弦を叱るシーンの手話ですね。
 
※このシーンは、私としてもピッタリくる訳が見つからず、もしかしたら作中での意図と違った説明をしてしまうかもしれません。
 
その点ご了承の上、参考にしていただけますと幸いです。

 
 
では、手話表現を解説していきましょう!

 
話し出しの<指さし(結弦)>は、結弦に対して、「ねぇ!ちょっと!」と、語気を荒くして言葉をぶつけるようなイメージですね。
 
作中の表現からも、力や勢いが入っていて、感情が乗っているのが見受けられました。
 
 
『もの』は、人差し指と親指で丸を作り、指文字の『め』のような形にした片手を、くりんと上から下にひっくり返すようにして表現します。
 
「もの」が、ここで指しているものとしては、
たぶん、結弦がネットにあげた石田の画像のことでしょう。
 
『もの』という手話を表現して、「こんなものネットにあげて!」というようなことを言いたかったのではないかと思います。
 
ただ、これに関しては、訳が正しかったとしても、手話表現をかなりはしょっている形になるので、あくまで参考程度にお考えください。
 
 
『謝る』は、両手の親指を立て、片方の親指を曲げて表現します。
 
片方が相手に頭を下げて謝っている様子ですね。
 
これも、「(石田に)謝りなさい!」と、結弦を叱っているものと推測できます。
 
 
次の、『あなた』は、相手を指さすだけの簡単な手話ですね。
 

 
 
『必要ない』は、両手を開いて指先を両胸につけ、そこから両手を下にストンと払うようにして表現します。
 
『必要』という単語の対義語にあたる表現、他にも『不要不急』とか『要らない』という意味としても使えます。

 

 
 
後半の、「あんたなんかいらないわよ!」の部分については、作中でも結弦が「"お前なんていらない"って言われた」と言っていたことから、
 
おそらく間違いではないかと思います。
 
ただ、前半の訳については、私の解釈的な部分も含んでしまっていますので、多少異なる場合があるかもしれません。
 
その点は何卒ご容赦くださいね。

 
 
ちなみに、このシーンにも登場していた<指さし>に関しては、手話特有の文法なので、慣れるまでは難しく感じる方も多いと思います。
 
指さしについては、以下の記事で詳しくお話ししていますので、ご興味ありましたら合わせてご覧くださいね♪
 

 
 
 

おまけトーク

さて、ここからはちょっと余談になります
 
この記事をお読みの方の中には、
 

 
手話、ちょっと興味あるなぁ
 
手話を勉強してみたいけど、何から始めればいいかわからない…
 
↑などなど、
手話そのものに興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
 
確かに手話の勉強って、何から手をつけるべきかで悩む方は多いですし、
何なら悩みすぎて結局そのままフェードアウトしてしまう方もかなりいらっしゃいます。
 

ただ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師である安河内先生もこうおっしゃってました。
 
 『英語なんて"言葉"なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!』
 

↑これ、おんなじことが手話でも言えるんです♪
 
 
手話だって言語ですからね!
 
 
当然私も、最初はゼロの状態から勉強を始めて、
今では手話通訳を100回以上担当できるまでになりました
し、
 
やり方次第では、1、2か月で日常会話レベルの手話を習得するのも無理な話ではありません。
 
(↑これにはちょっと裏ワザ的な勉強法が必要になりますけどねw)
 
 
繰り返しになりますが、手話だって"言語"です
 
どんなやり方だろうと、根気よく続ければいずれはできるようになるので、
あとは、「あなたがどのくらいのスピードで手話を習得したいのか」だけなんですよ!
 
努力をした先に、必ずゴールがあって、
その道中の工夫次第でいくらでもゴールを早められるんです♪

 
 
手話に興味を持ったこのタイミングを、ぜひモノにしていただければと思います

 
 

 

 
 

まとめ

 
今回は、映画『聲の形』に登場する手話シーンの解説をお届けしました。
 
『聲の形』に出てくる他の手話シーンに関しても、
一覧で解説をご覧いただけるまとめページをご用意しております
ので、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね♪

 

 

 
ご参考になれば幸いです♪

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